人の出来事          

人の出来事が偶然だとして
  (必然だとすると、産まれてくる子供は計画的に産まれてくることであり
  それには遺伝子のデータが全て解読され、その操作が容易なことであり
  それ以前に、精子と卵子も必然であることが前提となるから
  好きとか嫌いとか、セックスから解放されていなければならないし
  計画それ自体が必然(最初からあったもの(最初ということもあり得ない))
  でなければならないから
  少なくともサルとかアメーバーから至る人の出来事に「必然」はあてはまら
  ないとする)

偶然の出来事が正規に分布するとする *例1
ある力(又は合力)が「出来事の集団」を一定の方向に収斂しようとすると
それは、歪みとして現れるし  *例2
「一部の出来事」を「異常な出来事」として消し去ると
「異常でない出来事の集団」は異常な分布として現れる  *例3

偶然の出来事が正規に分布しないとする  *例4
ある力(又は合力)が「出来事の集団」を一定の方向に収斂しようとすると
それは、歪みとして現れるし  *例5
「一部の出来事」を「異常な出来事」として消し去ると
「異常でない出来事の集団」は異常な分布として現れる  *例6

今ここで、「私」も「人の出来事」だとする
  少なくとも私は人の出来事の一部だ
  好きとか嫌いが好きだし、セックスからまったく解放されていない
「一部(一点)」が「人の出来事(限りなく無限に近い点の集まり)」について
云々すること自体、矛盾ではないか
「私」が無限の中にいながら、無限の外にいることになる

この自己矛盾(おもいあがり)を「異常」とする

人の出来事が偶然だとして
異常な出来事は否定できないのではないか
「私」たちの自己矛盾は「異常」であることで
許されてもいいのではないか


  *例1=正規分布図   例4=球 宇宙の膨張・星の成り立ち 地上の出来事


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